「ジェラシー」アマデウス ディレクターズ・カット版 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 ジェラシー

2025年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

本作は、宮廷楽長の地位にあったサリエリ(F・マーリー・エイブラハム)の視点で描かれます。自らを凡庸で神に見放されたと思い込んで自暴自棄になり、天才的なモーツァルト(トム・ハルス)に対する嫉妬心で身もだえします。作中にも出てくるように、モーツァルトの音楽的才能を真に理解することができたからこその苦悩なわけですが、同じ視点で観ている方も重苦しい気分になりました。若い頃に観たときはとても面白く感じましたが、今、観ると、面白がるよりも救いようのない哀れな気持ちになってしまいました…(汗;)。

赤ヒゲ