劇場公開日 2002年4月20日

「ゲームの中に入り込むという唯一無二の舞台」名探偵コナン ベイカー街の亡霊 森林熊さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ゲームの中に入り込むという唯一無二の舞台

2025年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

街と書いてストリート。ここから10作品、英語読みのタイトルが続く。

良かった点
・仮想世界とは言え、ロンドンを舞台にしたこと。
・現実とゲーム内で二つの事件が起こるというところ。
・博士の作った道具の全てが使用不能という珍しい状況。
・時計台の時計で、残り人数が分かるという演出。

悪かった点
・余りにも現実離れした五感を支配されるゲーム。痛覚まで再現というのはさすがにやり過ぎ。にも関わらず、あとでリタイアするシーンでは痛がってる素振りが一切無い。
・現在位置が当時のロンドンを知っていないと分かり難い。
・現実の事件の犯人が最初から分かってしまっている点。
・切り裂きジャックを題材にしたせいか推理要素が少ない。

本作を最高傑作として挙げる人も多いが、正直自分の中ではイマイチ。上述した通りかなりの挑戦作であり、道具縛りなどもあるがそのせいでコナンらしさも損なわれてしまっている。

森林熊