蒼い記憶 満州開拓と少年たちのレビュー・感想・評価
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満蒙開拓青少年義勇軍に入った恭太が主人公。8000人の仲間とともに...
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満蒙開拓青少年義勇軍に入った恭太が主人公。8000人の仲間とともに満州に渡り厳しい環境の中で荒れ地を開墾していく。
やがて戦争は終結。降伏した日本軍は開拓団の人々を置いてけぼりにして自国へと帰る。橋を爆破して渡れなくし帰れないようにしたりと、完全に使い捨ての道具でしかなかったことに怒る恭太。
ソ連軍の攻撃から逃げながら各地の開拓団が集まっている村へなんとか辿り着くが、たちまち包囲されてしまう。老人たちの多くは諦めて自決の道をとったが、恭太たちは村から逃げ出す。がソ連軍につかまり捕虜収容所に入れられる。軍の食糧を盗んだりもするが見つかって殺されたりと、みんな死んでいく。死にそうなスミ子をおぶって逃げるところで話は終わる。
国のためにと満州にやってきた精一杯働いたが、裏切られて置き去りにされる悲惨な話。
ただただつらい。
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