殺人と拳銃

劇場公開日:

解説

昨秋、同じ日米映画が製作した「麻薬街の殺人」につづき製作した犯罪セミ・ドキュメンタリ映画で、脚本・監督は前回と同じく浅野辰雄、撮影も内田安夫。主演は「麻薬3号」の近藤宏、南博之。それに芦田伸介、岸旗江などが助演している。

1958年製作/45分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1958年2月15日

ストーリー

ある冬の午後、山手の住宅街にある松岡家に一人の男が訪れ、応待に出た夫人と子供のまり子に拳銃を突きつけ「今朝銀行からおろした金を出せ」と脅迫、金を手渡した夫人が「あなたは今朝私を乗せた……」と呟くと、夫人を射って姿を消した。この事件に警視庁捜査課では丸山刑事らを中心に早速、聞込みを始めた。丸山刑事は、犯人が左撃ちの名人であるとの確信を得、射撃の日本代表として次期オリンピックに出場することになっている本署の小坂巡査部長に心当りを尋ねた。一方、捜査課の荒木刑事は地回りの勝が数日前、拳銃を持ち歩いていたとの聞込みから、彼を捕え、自動車の運転手らしい男に、彼がその拳銃を売渡したことを突止めた。ある日曜日、小坂は妻の清子と息子を連れて映画を見に出たが、そのとき、女を連れた男に声をかけられた。男は戦時中フィリピンでの射撃大会で憲兵隊代表で出た小坂と優勝を競い合った高清水であった。高清水とはそのまま別れたが、その後、小坂は彼が左射ちだったことを思い出し、もしやという疑問が浮かび上るのを抑えられなかった。高清水の連れの女がストリッパーであると知った小坂は、連日、女の劇場に張込みを続けた。こうして彼は、ある日、高清水の電話で呼出された女の後を追い、高飛び寸前の高清水を発見した。追跡を覚った高清水はコルトを射ちかけたが、一瞬早く小坂の拳銃が火を吹き、高清水を逮捕した。

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