穴(1957)のレビュー・感想・評価
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七変化 マチ子早口 頭イイ
京マチ子演じるキレ者ジャーナリストが、ある時は叶姉妹の姉の恭子(ホントです!似てました)、ある時はぽっと出の田舎娘、そして最後は「逃げ恥」(ホントです!まさにテーマ)。グチャグチャだけれどスピード感があってワクワクしました。彼女のsuper早口滑舌➕演技は抜群。思わせぶりがなくてさっぱりしてたので気持ちが良かったです。ひとっ風呂浴びたような爽快感でした。
市川崑監督は不思議な監督。重要ポイントで唐突に鉄の塊というか工事現場みたいのを映す。それが「鍵」では車両連結だった。(当時の)現代を表現?
銀座の空が広かった。自分が生まれる前の東京。その頃の街の様子と男女のファッションや話し方を見ることができるのも昔の邦画を見る楽しみの一つ。
おまけ
この映画を見て船越英二ってマストロヤンニに似てると思った。後日、船越英二が和製マルチェロ・マストロヤンニと呼ばれていた、という一文を読んでびっくりした。二人は同世代。年取ってからはかなり異なるけど、若い時の二人は似てると思っていいんだ❗️
脚本はかなり無茶苦茶なので、ミステリーとして筋を追うより画面に集中...
脚本はかなり無茶苦茶なので、ミステリーとして筋を追うより画面に集中するのが吉。市川崑の革新的な演出と、京マチ子の日本人離れしたいい女っぷりを楽しむ映画。
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