投げ唄左門三番手柄 覆面髑髏隊

劇場公開日:

解説

左門捕物映画の第三作。「水戸黄門漫遊記 地獄極楽大騒ぎ」の尾形十三雄が脚本を書き、「怪猫岡崎騒動」の加戸敏が監督、「赤穂義士(1954)」の武田千吉郎が撮影する。前二作と同じく黒川弥太郎(「赤穂義士(1954)」)が主演し、「銭形平次捕物控 幽霊大名」の長谷川裕見子、「伊達騒動 母御殿」の阿井美千子、市川小太夫、香川良介、「若い人たち」の御橋公らが出演するほか新人江島みどりがデビュウする。

1954年製作/82分/日本
劇場公開日:1954年11月10日

ストーリー

髑髏隊と称する騎馬の盗賊団が、甲州一円で殺人掠奪誘拐の限りをつくしていた。幕府の秘命を受けた左門は腰巾着の植亀と共に甲州へ乗出す。甲州代官所を発した金塊護送の一隊が、賊に襲われたが、彼等が奪った箱には石が入れてあり、作業員に交っていた左門は首領の白マントを馬で追い今一息で取逃したが、白マントの首筋から菊水の紋の首飾りをもぎとった。左門は代官紋太夫や娘奈美江の信仰するバギラの神、天幻地霊教の教祖から大祭に招待されたが、植亀を代理にやり自分は姿を変えて群集にまぎれこんだ。教祖は若い娘百合姫で、これが菊水の模様と何か関連があるらしいと睨んだ左門は、髑髏隊員に変装して怪しい虚無僧から密書を欺き取った。彼を賊の一人と見た山娘おけいは吹矢で彼を狙った。おけいを捉えた左門は、彼女の父甚兵衛が賊に誘拐された事を聞き、二人は協力を誓う。賊の本拠に忍込んだ左門は、地下の一室で筒井紋太夫が小田切鉄心から金塊輸送の手違いを問責されているのを聞き更に甚兵衛ら大勢が奴隷同様に酷使されているのを知る。髑髏隊は正雪の末孫百合姫を盟主とし、将軍の日光参詣を機に鋒起を計り、そのため軍資金を盗んでいたのである。左門の活躍によって一味の陰謀は失敗し、百合姫は左門とおけいをかばって味方の弾丸に当って死に、小田切は左門の刃に倒れた。

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