母の瞳(1953)のレビュー・感想・評価
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あの子がお母ちゃんと慕っているのはあなただけなんです。
なによりも盲目の子を演じる、松島トモ子の愛くるしさに尽きる。
生みの親と育ての親。それぞれが事情を抱え、それぞれに言い分はあり、それぞれがたま子を愛おしく思う。どちらかが身を引くしかないだろうと思った矢先の惨劇と、思いがけない結末。けして皆が幸せをつかむことができなくても、それがひとえにたま子の為ならば本望であろう。
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