劇場公開日 1952年5月22日

「一応、若尾文子のデビュー作」死の街を脱れて たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0一応、若尾文子のデビュー作

2024年7月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

「若尾文子の記念すべき映画デビュー作品」と言われている映画だが、本作の前にも何本か脇役では映画出演している。
初見は角川シネマ新宿で開催された『若尾文子映画祭』(2015年7月4日)だったが、約9年ぶりにDVD鑑賞。

病気で降板した久我美子の代役で出演することになった若尾文子であるが、クレジットは4番目(1枚目の左端)にカッコ書きで(ニュースター)と書かれている。
通常は(新人)などの記載だろうが、(ニュースター)と記載されて、本当のスターになってしまうあたり流石!
そして、「代役だから、セリフも出番も少ない役かなぁ~」などと思いながら観てみると、セリフも出番もけっこう多くて、嬉しい驚きだった😄笑

物語自体は、第二次世界大戦での日本敗戦により、大陸(大戦当時の中国)で日本軍が押されだして、女子供だけで生きるために逃げる話なので、あまり面白くない。
どちらかと言うと暗い。

ただ、なんと若尾文子がデビュー作から「いきなり上半身裸の水浴びシーン!」は、大サービスである😍笑

2015年開催『若尾文子映画祭』まで、なかなか観る機会がなかった若尾文子出演作を観られて嬉しい。
しかし、映画自体は暗くて、決して面白くはないので、本作を観るのは若尾文子ファンぐらいではなかろうか?(^^;

<映倫No.630>

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たいちぃ