獄中の顔役のレビュー・感想・評価
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ワンパターン侠道
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高倉健主演のTHE東映任侠映画。
名コンビ・降旗康男との1968年の作品。
高倉健が歌うコテッコテの侠唄で始まり、
出所し、世話になった組長へ会いに行く男。
組長の娘は男を待っていたが、男は想いに背を向けて。
組長は敵対組と競輪の利権争いで揉め、目をかけてた子分を殺される。
男は恩に報いる為に殴り込み。再びムショへ。
…と、ここまでは王道パターンだが、それからどうも煮え切らず。
ムショの中。
人情深いおやっさんや腕のいいギター弾きの若者、コミカルな面子らが揃うが、ムショ内任侠物としては「網走番外地」には及ばず。
ムショ内で出会ったのは、敵対組の組長とそちらの側に付いている旧友。
旧友と対する事になるが、まだ友情が。
やがて旧友は出所、足を洗う為最後にある仕事を引き受けるが…。
男も出所し、全ての落とし前を着け、またまたムショへ。またまた組長の娘の想いに背を向けて。
出所→いざこざ→入所→結ばれぬ男と女~出所→いざこざ→入所→結ばれぬ男と女…と、要は巧くやれば一回で済むような展開をわざわざ繰り返してるだけ。
不器用な任侠道でしか生きられないと言ったら哀愁感じさせるが、これと言って新味は無い。
カッコいい健さんは見られる。
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