劇場公開日 1968年5月18日

鉄砲伝来記のレビュー・感想・評価

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3.52015年若尾文子映画祭以来、久しぶり鑑賞

2023年10月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

初見は2015年の「若尾文子映画祭(@角川シネマ新宿)」で当時は未ソフト化作品だったので大きなスクリーンで若尾文子主演作を観られる幸せを感じたが、約8年ぶりに購入DVDで鑑賞したところ「なかなかディテールに拘りを感じる作品」に見えた🙂 物語の舞台は種子島。 ポルトガルからの南蛮船に乗っていた船長が持って来た鉄砲の威力を見た殿様が、鍛冶職人(東野英治郎)に「この鉄砲を調べて、同じものを作れ」と命じたので鍛冶職人は鉄砲を分解して構造を調べて同じものを作ろうとするのだが失敗を繰り返す。 その職人の娘(若尾文子)とポルトガル人船長(リック・ジェイソン)は言葉は通じないものの、気持ちを通い合わせて、だんだんと惹かれ合うようになる。 そして、そして……若尾文子と外人のキス・シーン‼️ 映画館で1度観ているのに、複雑な気持ちになる😅💦 更に物語が進むと、そんなシーンは無かったのに、「えっ、南蛮人の子供まで身ごもっている‼️」という驚きも再び。 和服(着物)の若尾文子がポルトガル人とやっちゃったの❓❓❓……ちょっと品が無い表現ですみません(^^; ……といった若尾文子ファンには驚きの展開😳 でも、それは置いといて、物語をしっかり見ると、鍛冶職人が苦労を重ねて鉄砲を作り、それが織田信長によって長篠の戦いで使われ……という流れとなり、確りと合戦シーンまであるなかなかの大作。 さすが「永田雅一製作」の大映映画🎥 初見時には何となく物足りなさを感じたものの、今回はなかなか面白く観ることが出来た🙂 本作は1968年の映画なので、若尾文子が大映作品に出演する終盤に位置する映画🎥 <映倫No.15251>

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たいちぃ

3.5鉄砲の祟り

2016年3月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

単純

歴史の授業でも勉強した、種子島沖で難破したポルトガル船から日本に伝来した鉄砲。 その実話を基にした大映1968年の作品。 何処まで史実に忠実なのかは分からないが、とても興味深く見れた。 火薬を込める所から始まる鉄砲の使い方、鉄砲作りを命じられた鍛冶職人の仕事ぶり。 これらのシーンは専門の監修人が就いたようで、なかなかリアリティーを感じた。 所が、中盤迷走。 ポルトガル船長と鍛冶職人の娘のチープな恋物語。 外国から招いた俳優と麗しい若き若尾文子の為の企画のようで、鉄砲の話は何処へやら…しかし、終盤また何とか持ち直した。 真の主役は鍛冶職人の老人。 鉄砲を作ったのは、殿の命令だけじゃなく、プロとしての挑戦。 幾度の失敗を重ね、完成させた誇り。 が、それが人を殺す道具として使われる。 鉄砲で金儲けを目論む商人に騙される。 娘は南蛮人と駆け落ち寸前、事故で弟子も失い…鉄砲に関わったが故に人生が狂わされていく。 チープだった恋物語は悲恋物語となり、意外にもそれがラストの苦渋の決断の重みになっている。 そして鉄砲は時代ごとに改良され、今も世界中の問題として人々を苦しめ続ける。

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近大