「「松原智恵子は美人」、その印象が強烈な映画」残雪(1968) KEOさんの映画レビュー(感想・評価)
「松原智恵子は美人」、その印象が強烈な映画
印象深かった場面を、下記に記します
1.高彦(舟木一夫)が雪山の歩いてて、秋子(松原智恵子)と交差する場面
→ 雪山も綺麗だし、秋子も綺麗
→ この映画は、この場面が一番印象深い
2.高彦と秋子が、おにぎり1個の件でイチャつく場面 → 若さが、羨ましい
3.秋子が高彦宛に出した手紙を、継母:光代(丹阿弥谷津子)が隠してしまう場面
→ そんなことしちゃダメだろ → イエローカード 1
4.父親:憲一郎(山形勲)が、秋子の育ての母:たみ(千石規子)に会い、
秋子が実の娘と知った後の判断
→ ここは喜ぶ場面だろうが、知らんぷり作戦に出るとは
→ 憲一郎は、金持ちなのだから、2人とも引き取れば良いのに
→ イエローカード 2
5.高彦が、新橋から電話してきた秋子に「そこで待て」と言っておきながら
姿を見たが会わずに戻るのはダメだろ → イエローカード 3
6.高彦が、たみの葬式後の秋子に会う場面。
→ 秋子も、話しぶりから推定すると、たみに、
実の兄妹と聞いていたみたいだな
7.山奥の辺鄙なところで、これから自殺する予定なのに、犬の綱を杭に縛る場面
→ ここは開放しなきゃダメだろ、運が悪かったら、餓死しちゃうよ
→ イエローカード 4
8.高彦と秋子は、悲恋を悲観して服毒自殺を図る → レッドカード 1
→ 効果が遅いから、青酸カリではないし、農薬でもなさそう
→ 睡眠薬かな?
・最後に雪崩に巻き込まれた場面の件
→ 30分以内なら助かる可能性あるのだが、
薬飲んでるし、自殺覚悟の雪山歩行だから、雪崩が無くても凍死?
・この「若い男女が、雪山で自殺」は、
1957.12月の実話=「天城山心中」を模倣だな
・小生、自殺映画は数十本位、観たことあるが、この映画の自殺は腹が立つ
この程度の浅い交際で自殺するのは、少しおかしい
こんなに腹立つ終わり方の映画、久しぶりに観た
映画監督は、そこが狙いなのだろうが、少し残念
・それと、大勢に影響はないが、年齢設定が微妙
①高彦の実母が戦争中爆死したのは、高彦が4歳で、妹が10ケ月の時
②工事現場の看板や、手紙の切手等から、映画は1968年の設定
③戦後22年は経過しているので、高彦は26~27才の筈
④卒論提出済の学生で、エリートと言われているので
留年ではないだろう → 大学とは、大学院のことかな?
・映画の評価は、服毒自殺を図る前までなら星4つでも良かったが、
自殺を図ったので、星3つとした
・最後に、松原智恵子の件、 彼女は超美人。
さすが、1967年のプロマイド売上、女優部門 3位だ
因みに、同年1位:黛ジュン、 2位:園まり、だった