飛ばせ特急便 魔の十八号線
劇場公開日:1961年6月17日
解説
「飛ばせ特急便 深夜の脱獄者」に続く飛ばせ特急便シリーズの第二作で、脚本・甲斐久尊、監督・伊賀山正光、撮影・内田安夫と「飛ばせ特急便 深夜の脱獄者」のスタッフ。
1961年製作/61分/日本
配給:ニュー東映
劇場公開日:1961年6月17日
ストーリー
深夜の国道一号線でトラック運転手が殺害された。発見者は準特急の次郎と権さんである。すっかり道草をくった二人は、目的地神戸に向って猛スピードで吹っ飛ばした。途中で二人は、礼子という女を便乗させた。悪人に追いかけられたという礼子は、お礼にと可愛い手製の人形をウィンドにかけトラックを下りていった。ところが、その人形にはダイヤモンドが隠されていた。神戸についた途端、人形は密輸団の手により秘かに別の人形とすり変えられた。これは、当局の目が厳しくなったため、宝石密輸団の木崎と村本が次郎達の特急便を利用したのであった。殺されたさくら運送の運転手は、木崎の手先として宝石を輸送していたのだが、分け前を請求したために殺害されたのであった。東京へ帰った次郎に、礼子から電話があった。こんどの神戸行きの時、神戸の友人京子に結婚祝いの人形を届けてくれというのである。次郎が京子に人形を渡した時、かねてから京子を張っていた神戸市警に次郎達は連行された。人形からダイヤモンドが現われた。神戸市警から密輸一切を聞かされた次郎と権さんはびっくりした。このことを知った木崎は、二人のトラックに時限爆弾を仕掛けた。幸運にも、二人はガソリンが切れたため爆発寸前にトラックを下りて命拾いをした。激怒した次郎は、礼子のいるバー「レス」にのりこんだ。だが、木崎の拳銃に身動きもできなかった。その時、自分の非を覚った礼子が木崎に体当りした。礼子は木崎の拳銃に倒れたが、次郎は木崎を殴り倒した。証拠のダイヤモンドと一緒に、木崎は警察へ--だが、次郎の一瞬のすきをみて木崎は、疾走中の車から飛び下りて絶命した。