必殺色仕掛け

劇場公開日:

解説

女郎屋自慢の名器三女郎と三人の逸物を持つ男たちのセックスの戦いを描く喜劇。脚本は高田純、監督は「新色暦大奥秘話 -愛戯お仕込処」の藤井克彦、撮影は「不良少女 野良猫の性春」の前田米造がそれぞれ担当。

1973年製作/73分/日本
配給:日活
劇場公開日:1973年7月14日

あらすじ

渡世内の名花と謳われている日陰花のおいくが、女郎屋広満一家に帰って来た。その広満一家のシマ内に取って代ろうとする金辰一家は、広満屋が栄えているのは、おさね、おりん、おぬきという名器三女郎がいるからだと察し、人造整形ペニスの逸物を持っている色道三兄弟を呼びよせた。そして、三兄弟を三女郎に挑戦させ、敗者が勝者のいいなりになる、と約束させた。それぞれ手練手管の限りを尽くして戦ったが、三兄弟が三女郎を破った。危機に陥った広満屋。長年世話になった一家の危機を見て、今度はおいくが三兄弟に挑戦する。金辰一家の一室で、ずらりと一同が見渡す内に、色勝負がくり拡げられる。おいくは持ち前のセックステクニックで三兄弟を次々にうち破り、見事広満屋の危機を救うのだった。

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映画レビュー

3.5ロー・アンド・ロー

2025年4月23日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

横浜光音座Ⅱで鑑賞。二条朱美主演、藤井克彦監督による日活ロマンポルノ作品。

女郎屋乗っ取りを企むヤクザの一味(親分は丹古母鬼馬二!)を、主人公の女渡世人が性技で懲らしめる娯楽作。必殺とあるがどちらかといえば東映任侠映画のパロディ感が強い。

キャストにしてもセットの美術にしても、かかっている費用が現代のピンク映画の比ではないことが一目瞭然。画面からもいかにも撮影所で撮ったという風格が伝わってくる。

クライマックスに流れる野坂昭如の「黒の舟唄」が印象深い。親分含めてみんなで「ロー・アンド・ロー」とコーラスする様が可笑しい。

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