おさな妻の告白 陶酔 クライマックス
劇場公開日:1973年4月25日
解説
体を売ることでしか生活の糧を得る方法を知らない女が、生まれて初めて幸福を掴もうとするが、やがて、それは虚しく消え去ってしまう……。脚本は「おさな妻の告白 衝撃 ショック」のいどあきお、監督も同作の西村昭五郎、撮影は「陽は沈み陽は昇る」の山崎善弘がそれぞれ担当。
1973年製作/69分/日本
配給:日活
劇場公開日:1973年4月25日
ストーリー
夕子は刑務所に入った恋人を忘れるため、房総の港町のバーで働いていた。だがバーとは名ばかりで、体を売るのが本職のような店である。この町の団地建設現場で働いている植野は、根なし草のように飯場を渡り歩く自分に嫌けがさし、行くさきざきの町の女を漁っては自分をいやしていた。ある日、植野はバーで夕子を知った。夕子は何故か昔の恋人を想い出させる植野にいつしか惹かれていた。だが、夕子の馴染み客、安田が本気で彼女を愛しているのを知っている植野は、夕子には手を出さなかった。やがて、夕子は安田の熱心さに負け、一緒にアパート生活を始めた。たとえ小さな家庭であろうと、それは夕子にとって生まれて初めての幸福な生活だった。しかし、ある日、夕子の前の仕事を知った安田の兄・武男が強引に夕子を犯してしまった。一方、植野は関係していた人妻美根子に嫌気がさして、彼女の住む団地中に二人の浮気をバラしてしまった。家庭を破壊された美根子は狂い、植野を包丁で刺した……。二人の愛する男を同時に失った夕子は、思い出をふり切るために、一人、町を去って行くのだった……。
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スタッフ・キャスト
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