「弱者の味方」土忍記 風の天狗 odeoonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
弱者の味方
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草薙六平太は抜け忍を処分する忍者だったが、泣く母子を前にして慈悲をかけたことで自らも掟破りの抜け忍となり放浪の身に・・。
くノ一に騙され離島に来た六平太はくノ一集団に襲われますが海に逃れ敵をせん滅、その島の村かどうかは分からないが、村に隠れ、飢えに苦しむ村人たちを助けます。土忍とは土を耕す農業従事者になった忍者と言うことでしょうかね。島の川には砂金があり、六平太はそれを狙う悪党どもや年貢狩りや女をさらう非道な役人と闘います。最後は抜け忍狩りに来た喬之肋と一騎打ち、何故か皆既日食が起こります、おそらく六平太の剣術伊吹剣流陰流しが暗闇の中でできる影の残像効果を利用し、影を斬りに行った敵をその一瞬の隙で斬る剣技なので彼を有利にするための脚色でしょう。脚色と言えばくノ一集団が不自然に裸体で迫りますが、日活がロマンポルノに舵を切る矢先ですから妙に納得、それにしても東映もどきの時代活劇、日活って流石、古参映画会社として歴史を誇るだけのことはありましたね。
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