「お父さんと同じ匂いがする」看護婦日記 いたずらな指 たーちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
お父さんと同じ匂いがする
看護婦の田崎涼子(原悦子)が何かの理由で看護婦寮を出るところからストーリーは始まります。
将来の医院長候補になっている枝川(宇南山宏)は涼子と愛人関係にあります。枝川は医院長の義理の娘婿で枝川は妻の左知子(飛鳥裕子)に頭が上がりません。
アパートで関係をしている時に涼子の後輩の恵美(川島めぐ)が訪ねてきて、2人の関係がバレてしまいます。涼子の事を好きな恵美は左知子に連絡をして、枝川との仲をこわそうとしました。それが分かった涼子は恵美に絶交宣言をするのでした。
引っ越し先のアパートの向かいに住んでいるのが浪人生の津川純平(荒川保男)は大学への夢を諦めて田舎に帰る事にします。東京でのいい思い出が何もないと聞いた涼子は津川に身体を捧げて津川の童貞を奪うのでした。
枝川は左知子に離婚を迫られ医院長の座も危ういとなると左知子と関係を持ち、涼子と別れると言います。逆に涼子が枝川の事が忘れられないと言うと涼子にも思わせぶりな態度をとります。二人が病院に来た時に枝川は医療用のエチルアルコールを飲んで泥酔状態になり、胡麻化そうとします。
ここからがなんでもありというか、アルコールの酔いに任せてのメチヤクチャな展開となります(ここまでも酷かったですが、まだ心理描写はある程度できていたと思います)
このエキセントリックさは何でしょう。何の解決にもならないと思います。そこに淫乱の患者葉子(小川亜佐美)がやってきて、お尻にいれてしまったのでしょうか。怒った葉子は夫の吾郎(河原裕昌)を向かわせます。怒った吾郎でしたが、泥酔した枝川の指示には従えず、枝川は涼子を呼び出し睡眠薬を嗅がせて、睡眠状態にします。その涼子を吾郎に抱かせるのです。何だか良く分かりません。それを目撃した恵美は涼子をどかして、自分が吾郎の相手をする事になります。そこに入って来た葉子、枝川、左知子。左知子は手切れ金を涼子にわたしますが、お金は受け取らず部屋中に散布してしまう涼子でした。
ロマンポルノ作品としても絡みのシーンはありながらも、少し物足りない作品でした。コメディに寄らせるならもっとコメディチックにしないと面白くないです。(小川亜佐美さんのエッチな感じは良かったです)
何だか中途半端な印象の作品でした。