大奥秘話 晴姿姫ごと絵巻
劇場公開日:1974年1月3日
解説
維新直前の世情の騒ぎを背景に、将軍の世継問題にからんで陰謀渦巻く大奥を描く。脚本は中沢昭二、監督は「性豪列伝 夜の牝馬ならし」の林功、撮影は「欲情の季節 蜜をぬる18才」の安藤圧平がそれぞれ担当。
1974年製作/67分/日本
配給:日活
劇場公開日:1974年1月3日
ストーリー
黒船の来航以来、徳川幕府は、病弱な将軍家定の世継問題で頭を痛めていた。その頃、吉原の女郎・玉藻は、さる高家の指図で落籍され、その家の養女・千嶺ということで大奥女中として出仕することになった。家定はじめ老中の阿部正弘は、水戸の一橋慶喜を、彦根の井伊掃部頭は紀州家の慶福を、それぞれ後継ぎとして推していた。その頃、家定の幼少の頃“替人”として育てられた青山図書助は阿部正弘に呼ばれて家定に目通りさせられた。さて、千嶺が初めて家定の相手を勤めることになったが、女色によって家定の命を縮めようという井伊の野心を見抜いた阿部は、図書助の友人の田原源之丞を家定の替人にたてた。田原は千嶺の余りの激しさに、大奥から戻ると心臓発作で死んでしまった。田原の仇討ちとばかり、今度は図書助が替人を買って出て、その夜の相手のおせいをダウンさせてしまった。やがて、家定の替人が夜の相手をしていると知った阿部派は、千嶺を送り込んだ……。
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