「これは嵐が丘といわなくても」嵐が丘(1988) こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
これは嵐が丘といわなくても
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原作もかなり面白いので期待して鑑賞。
いやあ、度肝を抜かれた。
あの嵐が丘がなんとまあ!
話の展開は沿っては一応進むのですが
原作を凌駕するほどの
おぞましさ、愛憎の濃ゆさ!
さらにまさかの能をベースに置いた幽玄の世界。
呪われた世界がいつまでも終わらないかのような感覚をおこさせる。
これほどまでのものを作っちゃったら嵐が丘ってタイトルじゃなくたって
よくなくない~?て言いたくなりました。
でも贅沢なことながらちょっと物足りなくなってしまうのは
途中から田中裕子さんの出番がなくなるため。
それは原作どおりなので当然なんですけれども
ファムファタルたる女が消えちゃうと
少々テンション下がってしまった。
松田優作はもちろんすごいんだけどね!
田中裕子さんが良すぎる。
薄気味悪く美しく。
エロくって。
蛆にまみれても魅力的すぎる…!
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