「なぜか猫キャラを押し切った中沢慶子の是非」ロマン子クラブ エッチがいっぱい 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
なぜか猫キャラを押し切った中沢慶子の是非
初鑑賞
監督は『雷桜』『きいろいゾウ』『ストロボ・エッジ』『オオカミ少女と黒王子』『彼女の人生は間違いじゃない』『伊藤くん A to E』『ノイズ』『あちらにいる鬼』『母性』『月の満ち欠け』の廣木隆一
脚本は『GTO』の田辺満
廃部した演劇部を復活させ自主公演実現のためエッチなバイトでお金を稼ぐ落ちこぼれ女子高生の青春物語
部長のエミが部費を稼ぐためファッションヘルスでバイトしていた事が学校にバレて退学処分
演劇部は廃部になった
高校を辞め北海道で働くエミから演劇部復活を願う手紙が届いた
立ち上がる8人の元演劇部
1986年おニャン子クラブに便乗して結成され日活ロマンポルノ若手女優たち9人で結成されたロマン子クラブ主演
新田恵利そっくりさんの新田恵美ありき
結成当時某週刊誌で岡本太郎と対談もあった
対談名はSEXは爆発だ!
グループ名紹介に先生は聞き間違えたのか「×マン×?」と口走ったらしい
上半身裸になったロマン子クラブのメンバーを見るなり新田恵美の乳首を摘んだ岡本先生
新田恵美に「先生は童貞ですか?」と聞かれた岡本太郎は「今日は童貞だ」とロマン子クラブの皆さんの乳房を称賛していた
それにしても演者の酷い演技力
特にロマン子クラブの女の子たち
9人の裸がいっぱい
ファッションヘルスで本番行為をしようとする生徒会長に対して台詞がほとんど「やめてよ」の連呼のエミ
お前は臨機応変マンの助手の原くんか
若き日の渡部篤郎が本名で日活ロマンポルノに出演
しっかりカラミをしている
結局自主公演を披露するシーンはなく8人が女湯ではしゃいでいるところで終わる
まさに尻切れとんぼの見本
冒頭だけで新田恵美は再登場しない
北海道で働いているシーンはない
予算がなかったんだろうがこれは映画作品としてあまりにもお粗末
脚本も演出も演者も全て酷い
いくらポルノ映画だとしてもこれは本当に酷い
本来しっかりと作れば青春コメディーとして面白くなるはずの題材だけにとても残念
配役
演劇部の部費を稼ぐため風俗店で働いていたが児島に見つかり退学し北海道の牧場で働いているエミに新田恵美
児島と愛人関係になっている演劇部の百合に藤崎美都
瀬田の彼女で彼の子供を妊娠してしまう演劇部のその子に樹ますみ
演劇部のユキに篠宮とも子
演劇部のリカに北村舞子
演劇部の「先輩」に小林あい
演劇部のナニーに広瀬麻里
演劇部のタッチーに相原久美
演劇部のニャンコに中沢慶子
某高校の生徒会長だったが風俗店で働いているエミを辞めさせようと店外を出たところを児島に見つかり退学した花形トオルに原島達也
某高校に通うソウルオリンピックのマラソンの星の額田に渡部篤
某高校の生活指導だが生徒の百合と愛人関係になっている児島に坂手洋二
福島出身の青山に猪熊恒和