猿と人間
解説
一九三〇年、コーカサスのスウフム市及びロシア社会主義連盟、ソビエト共和国保険人民委員会直轄のスウフム猿類科学研究園に於いて撮影されたものである。国立スウフム猿類科学研究園はドクトル・B・M・ソロヴィエフを園長として亜熱帯地方における猿の風土馴化の問題を研究し、同時に生理学、病理学及び心理学に関する種々な学術実験を行う目的で一九二九年に設立された。猿の自然性の範囲で導かれている実験は、老朽の問題、生理学や科学上のファクトルの相互関係、最高神経活動等を擧げ得べく、そのために風土馴化の諸条件に於ける猿の生活を知って智能に関する問題の説明を得ることが必要とされる。大脳右の主題を基としてウォスクレセンスキー教授及びドクトル・B・M・ソロヴィエフの二人が書いたシナリオにより通俗学術映画化されたものがこの実録である。(無声)
1930年製作/ソ連
原題または英題:Ape and Man
ストーリー
※ドキュメンタリーのためストーリーはありません。