オリベラの勇将

解説

エミール・ヤニングス氏主演のドイツウーファ映画で、エリッヒ・シエンフエルデル氏の原作監督になる史劇である。相手役は「アルゴール」等出演のハンナ・ラルフ嬢である。其の他マグナス・スティフター氏カール・エバート氏等知名の人が居る。無声。

1921年製作/ドイツ
原題または英題:The Bull of Olivera

ストーリー

ナポレオン配下の独眼の将軍ギロームはスペイン侵略の際皇帝の命を奉じ、一方の将としてオリヴェラに襲来し全市を焼き払い虐殺を行うとした。時にオリヴェラのバリオス侯爵の令嬢ドンナ・ファナは祖国の為に自ら犠牲となり将軍と結婚するのでナポレオンは之を知り他の町へ進軍を命じた。将軍は己むなく愛妻に別れ任地に就くが美しきファナを忘れ兼ね軍規に迄背いて帰って見れば、妻は情人のドン・ペレズと示し合わせて反旗を翻そうとして居るので、今迄彼女の愛を信じて居た将軍は大いに怒り、遂に愛するファナを殺し自分も共に死んでしまった。

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