女と女

劇場公開日:

解説

発禁問題をおこしたフランスの女流作家ヴィオレット・ルデュックの原作を、ジェシー・ボーゲルが脚色し、ラドリー・メッガーが製作・監督した。撮影はハンス・ユーラ、音楽は「大進撃」のジョルジュ・オーリックが担当した。出演は、「わたしは女」のエシー・ペルソン、「めざめ」のアンナ・ガール、「パリの旅愁」のバルバラ・ラージ、アンヌ・ヴェルノンなど。黒白、ウルトラスコープ。

1967年製作/フランス
原題または英題:Therese and Isabelle
配給:松竹映配
劇場公開日:1968年10月10日

ストーリー

秋深い白樺林の中を一台の車がゆっくりと走って来た。中からサングラスをかけた四〇歳くらいの女がおりた。彼女は、女子寄宿学校の人気のない校庭、講堂をゆっくりと歩いていった。--テレーズ(E・ペルソン)は、母親(B・ラージ)の再婚で、異常なほどの母への愛を、むりやり断ち切られ、女子寄宿学校に入れられた。愛の欲望を満たされなくなったテレーズは、友だちの中で金髪で目の美しいイザベル(A・ガール)に愛情を持つようになった。イザベルもまた、テレーズを好ましく思っていた。放課後、二人はカフェに遊びに行き、そこでテレーズはイザベルの男友だちのピエールを知った。その夜、寝つかれないテレーズはイザベルの部屋を訪れ、心のうちを打ちあけた。その夜から、二人は毎日のように愛し合うことになった。そんなある日イザベルは休暇で家に帰り、一人になったテレーズはカフェに行った。そこにはピエールがいて二人は意気投合し、交渉をもった。が彼女は満足感を味わうことができなかった。翌日、母と義父マルタンがテレーズに逢いに来た。が二人は、第二のハネムーンに出かけると言い、テレーズは一人寄宿学校にとどまることになり、弧独の日々が続いた。やがてイザベルが帰って来た。二人はまた、官能の日を送ることになった。ある日、テレーズが、腕をケガしたので、二人は、一緒に街の病院に行き、帰りにホテルに入った。が、テレーズは、人に見られているという錯覚におびえ、女主人の変な目を後に、ホテルを出た。夜、二人は森を散歩し、人気のないところで激しい愛撫をくりかえした。だが翌日、イザベルは突然テレーズのもとを去った。--女子寄宿学校に立つテレーズの胸には、イザベルとの、淡く美しい思い出が去来するのだった。

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