カラカス12時5分前
劇場公開日:1968年8月24日
解説
カール・ハインツ・フォーゲルマンの脚本を、マルチェロ・バルディが監督したアクションもの。撮影はロルフ・ケステル、音楽は、ピエロ・ウミリアーニが担当している。出演はジョルジョ・アルディソン、「河は呼んでる」のパスカル・オードレ、クリスタ・リンダー、ハラルト・ライプニッツなど。カラー、ウルトラスコープ。
1967年製作/西ドイツ・イタリア・フランス合作
原題または英題:Funf vor 12 in Caracas
配給:ディズニー映画
劇場公開日:1968年8月24日
ストーリー
ジャーナリストで億万長者レミントンの娘エレンが、ベネズエラの首都カラカスを根城とする国際麻薬組織を調査中、行方不明になった。極秘裡に依頼をうけた私立探偵のジェフ(J・アーディソン)は、直ちにカラカスにとんだ。彼はまずエレンの探訪記事に紹介されていたナイトクラブを訪れた。近づいてきたホステスのグローリアに、金を餌にエレンのことを聞きだそうとした。グローリアは何か知ってるらしかったがその場はまずいらしく自分のアパートを教えた。その様子をみていた女マネージャーはグローリアをフローランス(P・オードレ)とかわらせた。クラブを出たジェフは突然暴漢におそわれ、ワトソン荘という大きな家の地下室に連れ込まれリンチをうけたが、辛くも脱出した。約束どおりグローリアのアパートを訪ねたジェフは、麻酔銃で狙撃され昏倒した。眼がさめた時、ジェフはベッドにねかされており、横にはグローリアの死体があった。検挙され、警察に連行されたが、ジェフは、アメリカ大使館の弁護士と称する男の助けで、脱走した。エレンらしい女がワトソン荘に連れこまれたという情報をきいて、ジェフはしのび込んだ。そしてそこが麻薬に大きな役割をもっていることを知った。フローランスを射殺しようとアパートに押しいった一味の一人を捕えたジェフは、その男に案内させフローランスと共に彼らの隠れ家に向った。隠れ家についたジェフは、フローランスを警察へ報告に向わせ、単身潜入したが、毒ガスぜめにあい捕えられてしまった。フローランスの急報で警察は出動した。ジェフは辛うじて助けられたが、首謀者はエレンを連れて消えていた。麻薬団からは12時まで一千万ドルの身代金を用意しなければ、時限爆弾で油田を爆破し、その一つの油井櫓にエレンをしばりつけるという通告があった。ふとしたことからその油井櫓が12号櫓であることを知ったジェフは、アクアラングをつけ海中におどりこみ、必死の働きで、エレンを助けだした。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マルチェロ・バルディ
- 脚本
- カール・ハインツ・フォーゲルマン
- 撮影
- ロルフ・ケステル
- 音楽
- ピエロ・ウミリアーニ