ローマの女戦士
劇場公開日:1964年2月29日
解説
ルイジ・エマニュエルとガエタン・ロフレドの原作をレオ・ジョアノンが脚色、「大遠征軍」のカルロ・L・ブラガリアが製作・演出した歴史スペクタクルドラマ。撮影はマルク・フォサール、音楽をマーセル・ランドウスキーが担当した。出演は「大都会の女たち」のルイ・ジュールダン、「スージー・ウォンの世界」のシルヴィア・シムズ、「白衣の人々」のジャン・シュヴリエ、「ローマの奴隷市場」のルノー・マリー、エットレ・マンニ、「ラインの仮橋」のニコール・クールセルほか。
1962年製作/イタリア
原題または英題:Amazons of Rome
配給:UA
劇場公開日:1964年2月29日
ストーリー
紀元前四七六年、勃興間もないローマは、エトルリア王国の支配から逃れんとして必死の抵抗を続けていた。しかし兵力に勝るエトルリアはローマ軍を圧倒した。ローマはエトルリアに講和を申し出、エトルリアは講和の条件として、ローマの保有する全ての金と、千人の人質を要求した。王の命を受けた、ゴール族の勇将ドルスコ(ルイ・ジュールダン)は部下と共に人質護送にあたった。が、その時、人質の中から若武者が一騎逃走を計った。処女騎兵隊の隊長クレリア(シルヴィア・シムズ)だ。彼女らは熱烈な愛国者で、秘かに戦闘訓練をしていたのだ。そんなクレリアに好意を持ったドルスコは彼女らを自分の支配下において、野蛮なエトルリア戦士から彼女らの身を守った。が、ローマの人質になっていたエトルリアの貴婦人にそそのかされ、停戦協定を破らせようとするスタブロス(ルノー・マリー)は、王にドルスコと処女部隊の関係をつげ口した。ドルスコは王の怒りにふれ、追放された。この機をつかんだスタブロスは戦士たちに酒をふるまい、処女隊攻撃をそそのかした。一方本能的に身の危険を感じたクレリアは兵士の侵入と同時に火を放ち混乱に乗じて逃走した。途中、彼女らの身をあんじるドルスコに合流し、追跡してきたエトルリア軍をけ散らした。停戦は破れ、エトルリアの大軍はローマに向った。しかし戦闘直前で、ドルスコの軍はエトルリア軍から離脱し、処女隊の奇襲とあいまって、エトルリア軍は大混乱を起し、ローマ軍の前に敗れ去った。ローマに平和が再び訪れ、歓呼で湧き返る宮殿の前には、クレリアとドルスコの晴れ姿があった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- カルロ・L・ブラガリア
- 脚色
- レオ・ジョアノン
- 原作
- ルイジ・エマニュエル
- ガエタン・ロフレド
- 製作
- カルロ・L・ブラガリア
- 撮影
- マルク・フォサール
- 音楽
- マーセル・ランドウスキー