戦略突撃命令
劇場公開日:1963年2月10日
解説
第二次大戦を扱ったソ連の戦争映画。イワン・スタドニュークの脚本をヨゼフ・シュールマンが監督したもの。撮影はウラジミール・オクーリッチ、音楽はD・ルーカス。出演者はウェ・ブーロフ、L・ルツィーナ、ゲ・ゾーノフ、V・ヴィノグラドフなど。
1960年製作/ソ連
原題または英題:A Man does not Surrender
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1963年2月10日
ストーリー
ドイツ軍がソ連に侵攻してくる前日、士官学校を卒業したマリーニン(V・ブーロフ)は、駅で恋人リューバ(L・ルツィーナ)を待っていた。やがてリューバが来たが、彼女は三十分後に卒業試験があり、マリーニンは五分後に発車する列車に乗り込まねばならなかった。彼等は再会を約し別れた。ある日、マリーニンへ電報が入った。日曜日の朝六時着く、迎え頼む、リューバ、と。日曜日、マリーニンはオートバイで駅へ行った。が、途中突然ドイツ飛行機が空襲してきた。リューバは駅に着いたが、マリーニンの出迎えはなく負傷者がうろうろしていた。彼女は進んで難民や傷兵の救護に当った。一方、マリーニンは銃を手にしてドイツ軍戦車隊に突進した。そして炎上する戦車の下に彼の姿は消え去った……。が、マリーニンは農家に救われていた。と、突然ドイツ兵がくると農家の子供が言った。マリーニンは胴に巻いた軍旗を取り出し、隠してくれるよう農夫に頼んだ。とっさに農夫はメリケン粉桶の中に隠したため、ドイツ兵は気づかず帰って行った。一方、ソ連軍大佐に変装したドイツ軍少佐は、ソ連の軍旗を探していた。そして、ついにマリーニンの隠れている農家に入った。が、にせソ連大佐と見破ったマリーニンは彼を射殺していた。ソ連軍は反撃に転じた。マリーニンも参加し、軍旗を自軍に戻したためソ連側の士気はいやが上にも上った。前線へ前線へ人も車も進んだ。が、マリーニンは大腿部を負傷し野戦病院に入院した。そこにはリューバが勤務していた。息苦しい緊張の手術は成功し、リューバとマリーニンは涙の再会をした。戦争は増々激しくなって行った。マリーニンもリューバと別れ出動しなければならなかった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ヨゼフ・シュールマン
- 脚本
- イワン・スタドニューク
- 撮影
- E. Gankin
- ウラジミール・オクーリッチ
- 音楽
- D・ルーカス