名優の追想

解説

アデレード・ライツバックとテオドール・ライブラー・ジュニア合作になる舞台劇に基づいたもので、マレイ・ガルスンが独立で製作したのをメトロで発売した映画でラルフ・インスが監督した。主役は舞台から来たブランドン・タイナン、「貴公子振り」等出演のナオミ・チルダース、「空弾の悲劇」等出演のメアリー・アスター等で、舞台俳優の裏面を描いた劇である。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:Success

ストーリー

沙翁劇役者として有名な舞台俳優バリー・カールトンの妻ジェーンは、バリーが酒飲みで妻子を顧みないのに愛想を尽かして、愛児のローズを残して家出をしてしまった。年は過ぎて今はバリーは一文無しとなり友達にも見離されていた。彼はローズの働いているある劇団に仕事口をようやく見い出だして昔の名優がほんの端役を勤めることになった。一座の支配人がローズに主役を与えて、その代償として彼女の愛を得ようとしているのをバリーは知って、我が身の素性を明かさずにローズを救った。彼女の恋人が破滅のふちに望んでいるのもバリーの偉大な犠牲によって救われた。やがて今まで散々になっていた親子が楽しいだんらんの時を迎えることができたのであった。

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