胸に輝く星のレビュー・感想・評価
全3件を表示
一から手ほどき保安官の心得
ヘンリーフォンダ扮する元保安官の賞金稼ぎモーガンヒックマンが保安官事務所を訪れお尋ね者の遺体で金を要求した。町の者たちがモーガンに冷たくする中、少年が家に呼んでくれた。モーガンは妻と息子を亡くしていた。 新米保安官にモーガンが保安官の心得を一から手ほどきしてたね。先住民との関わりも難しいね。町は常に危険を抱えているから保安官も命の保証はないね。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
若い保安官の成長を見守る西部劇の佳作
新米保安官のアンソニー・パーキンスが町の難題を解決して、一人前の保安官に成長していく地味な物語だが、ヘンリーフォンダの元保安官の救いの手が微妙な距離感で絡んでいるので真実味が加わる。先住民の血を引く白人間の差別も描かれ、開拓後期の時代背景も興味深い。町の浄化を保安官ひとりに押し付ける町長以下長老たちの不甲斐なさ、犯罪者を自ら制裁しようとする民衆の付和雷同の怖さ、未熟ながら法の番人として使命感に燃えるパーキンスの心情と、多面的な表現のバランスよい脚本の出来。フォンダに唯一優しい対応をするパルマー親子のポジションも適度の絡み方で良い。フォンダ、パーキンス共にその個性と演技力を見せて役になり切っていて好演。渋い西部劇ながら、良くまとまった出来の佳作だ。
全3件を表示