吠えろ密林

解説

「マルガ(1934)」「パンジャ」の製作者たるフランク・バックが主演する猛獣活劇で、ジョージ・ローズナー、シャーマン・ロウ、ハリー・ホイト、ジョージ・M・メルフォード4名が脚本を書き下ろし、活劇専門のジョージ・メルフォードとハリー・フレイザーが共同監督したもの。助演者は「ロマンス乾杯」のレジナルド・デニー、「不思議の国のアリス(1933)」のシャーロット・ヘンリー、「狂乱のマンダレー」のエスター・ラルストン、槍の名手サッシャ・ジーメル、「三角の月」のウィリアム・ブレイクウェル等である。撮影はエドワード・リンデンが担当した。

1937年製作/アメリカ
原題または英題:Jungle Menace

ストーリー

猛獣生け捕りを業とするフランクはシーマング沿岸で殺人事件の証人として足止めされ、警部スターレットと協力してゴム園を狙う悪漢団と対峙する。園主エリオットは悪漢団を告発せんとしたため何者かに射殺される。彼の娘ドロシーとその恋人でゴム園の協力者ロバートにフランクは力を合わせて悪漢団と抗争するが、密林に棲む不可解なタイガー・マンの出現によって争いは激しくなる。フランクはドロシーやトムと船旅の途中、同じ船に乗り込んだギャング一味は一挙に3人の命を奪わんと狙ううち、突如起こった台風のため船は難破して絶海の孤島へ漂着する。さらに一行はマレイ原住民の襲撃を受け危機に陥るが辛くも脱出の機会を得て無事にシーマングへ帰港。悪漢団一味はまもなく仲間割れの葛藤を生じ、表面の指揮者として働いていたマーフィーと陰の首領の間に見にくい闘争が起こり、尾のためついに温厚な紳士の仮面を付けていたロバート・バニングこそギャングの頭目であったことが暴露され、警官の手に捕縛される。かくしてフランクは禁足を解かれ、生け捕った猛獣を土産に帰国する。

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