劇場公開日 1976年6月12日

「人は誰でも 多い少ないは別として ある一点では狂っている ~ ラドヤード・キップリング」王になろうとした男 jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0人は誰でも 多い少ないは別として ある一点では狂っている ~ ラドヤード・キップリング

2020年12月2日
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取り憑かれた男達に惹かれる ジョン・ヒューストン監督の1975年米/英映画

ラドヤード・キップリング原作(1888)で モデルは ジョサイア・ハーラン他、らしい

英領インド帝国の地区長官に「英国に帰れ」と言われ 「英国に帰り 何をするのだ… 」と反論するドレイボット(コネリー)とカーネハン(ケイン)が面白い

偶然も作用して ドレイボットは王になるが、美女との結婚式でボロが出る

飼い慣らされない男達が カフィリスタンの人々を飼い慣らそうとして 失敗する

統治には人心掌握が必要であり その為の現地文化の理解が必須だった
(最新式の銃と戦争だけでは 駄目ね)

失敗したが 野望と一つの支配へのパターンが描かれていて面白かった

フリーメイソンも登場

jarinkochie