ドラゴン砦の決戦

劇場公開日:

解説

オリヴァ・ドレイクの原作をウォーレン・ダグラスが脚色、「拳銃稼業」のハロルド・シュスターが監督した西部劇。撮影は、「中共脱出」のウィリアム・H・クローシア、音楽は「拳銃稼業」のポール・ダンラップ。主演は、「烙印なき男」のバリー・サリヴァン、「敵中突破せよ!」のモナ・フリーマン、「ニューヨークの饗宴」のデニス・オキーフ、「空中ぶらんこ」のカティ・フラドー。

1956年製作/アメリカ
原題または英題:Dragoon Wells Massacre
配給:映配
劇場公開日:1957年6月8日

ストーリー

1860年代のアリゾナ--広漢なる曠野を1台の護送馬車が行く。中には2人の罪人リンク・フェリス(バリー・サリヴァン)とタイオガが保安官ビルの監視下に揺られていた。同じ曠野には今しも1台の馬車が進んでいたが、それにはインディアン相手の武器密売業者ジョナーが乗っていた。やがてジョナーは広野の一角に、アパッチに教われたと思われる騎兵隊の死体を幾つか発見した。が幸い生き残った騎兵大尉リオーダン(デニス・オキーフ)が起き上がった。間もなく、そこへ護送馬車が通りかかり、また1台の駅馬車が通り合わせた。駅馬車からは婚約中のアン(モナ・フリーマン)とフィリップ、それに女芸人のマラ(カティ・フラドー)などが降りていたが、アンは、かつてはリオーダン大尉と恋を語り合った間柄であった。しかし互いの感情に溺れている時ではない。アパッチの再度の襲来に備え、大尉は集まった者を合流させ罪人のリンクの足枷も解き戦闘員に加え、安全なドラゴン砦へ向うことにした。途中、ジョナーが悪辣な武器売買業者の面皮を大尉に剥がれたり、またアパッチの襲撃で馬車を焼かれるという事件が起こった。が苦難の旅中にも一目惚れしたマラと大尉、互いに好意を抱き合ったアンとリンクの2組の恋が日に日にみのっていった。一行はドラゴン砦に着いた。が、砦は既にアパッチに殲滅されていた。リンクが近くのブキャナン砦に救援を求めに行くことになった。夜になってリンクは馬で出発したがアパッチに捕まり傷を負ってしまった。翌朝アパッチは武器を得るためリンクとジョナーを交換してくれと大尉の方に申し入れた。だがリンクは、この機会を利用、交感について来たアパッチを巧みに誘導、そのキャンプに単身、決戦を挑み大尉らの血路を開いた。忽ち乱戦--この時救援を告げる騎兵隊のラッパの音、アパッチは逃げ去った。が、それはリンクの窮余の一策によるものだった。保安官も、その行動の勇敢な行為に免じてリンクに自由を与えた。大尉はマラの愛を受け入れ、アンは更生したリンクの後を追った。

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