電話新撰組

解説

「力と栄光」「青空天国」のスペンサー・トレイシーと「めりけん音頭」「鷲と鷹(1933)」のジャック・オーキーとが主演する映画で「家なき少年群」「真夜中の処女」と同じくウィリアム・A・ウェルマンの監督作品である。原作はJ・R・プレンのオリジナル・ストーリーで「失恋相談欄」のレオナード・プラスキンスと「摩天楼の狼」のエルマー・ハリスとが映画脚色を行い、撮影には「失恋相談欄」のジェームズン・ヴァン・ツリースが当たった。助演者の主なる者は「キャバレエの鍵穴」「アメリカの暴露」のコンスタンス・カミングスを始めとし「空飛ぶ悪魔」のアーリン・ジャッジ、「影を売る男」のジュディス・ウッドの2人で、その他、なおモーガン・コンウェイ、ポール・ハーヴェイ、等も出演している。

1934年製作/アメリカ
原題または英題:Looking for Trouble

ストーリー

電話局で故障復修掛かりを勤めているジョーは同じ局に勤めているエセルと恋仲であったが仕事に熱心な余り、エセルを構いつけないので、エセルとしてはそれが不満でジョーの助手のダンと時には遊ぶことがあった。ところがこれがジョーには不愉快だった。そしてダンが電話の盗み聞きをして警察の手入れをスピークイージーに密告した廉により会社からお払い箱になったおり、その間の事情の誤解からエセルはジョーと仲違いをしてしまった。そしてついで、ダンが開いた地所会社に秘書として雇われて行った。で彼女としては知らぬことであったが、実はこのダンがマススという男と開いたこの会社は電話を盗み聞きをして金儲けをするのが専門の会社なのである。で隣の事務所に大金が隠されていると知ると、壁に穴を掘ってってこれを盗み出そうとした。その時、電話の盗み聞き有りと知って駆け付けたのがジョーと新しい助手のケイシーとである。2人はギャング一味に捕えられたが、巧みに火災報知機を鳴らして救援を呼び、更に火事を起こして、救援隊によって身を全うすることを得た。警官隊はついでダンの家を襲うと、彼は何者かに射殺されて折り、しかもエセル当ての小切手をてに握っていた。で、この殺人の嫌疑は当然エセルの身に掛かったが、ジョーは娘の無罪を信じ、必ずエセルを助けだしてみせることを誓った。そして彼は実はパールという女が事件に関係していることを知ったので、ここにケイシーの応援を得て百方苦心と奔走との末に、遂にパールの隠れ家を突き止めた。そして彼女に自白を迫っている時しもあれ、立町に怒ったのが大地震である。そしてパールh有重傷を高雄武って瀕死の体となった。今、ここで彼女の告白を得ねばエセルの身は危ない。ジョーはとケイシーとはしにものく類になって電線に応急の処置を施してパールが嫉妬の余りダンを殺したことを検事に報告した。それから数日してジョーとエセル、ケイシーとエセルの友達のメイジーとの結婚式が同時に行われた。

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