チータース・アット・プレイ

解説

ルイス・ジョセフ・ヴァンスの原作から「太平洋爆撃隊」のマルカム・スチュアート・ボライアンが映画脚本に改作、「ウドはたしかか」「黒い駱駝」のハミルトン・マクフォッデンが監督した映画で主なる主演者は「摩天楼の悲劇」のトーマス・ミーアン、「キートンの恋愛指南番」のシャーロット・グリーヌッド、「蹴球大学」のウィリアム・ベイクウェル、ラルフ・モーガン、バーバラ・ウィークス、リンダ・ワットキンス、ジェームズ・カークウッド等。撮影は「デリシアス」のアーネスト・パーマーが担当である。

1932年製作/アメリカ
原題または英題:Cheaters at Play

ストーリー

現在でこそ押しも押されもせぬ宝石商であるが昔は各国警察からお訊ね者の怪盗だったミカエル・レニャードは欧州の旅を終えて米国へ帰る途中船の中で知合のクロジャー夫人に会う。夫人はその時自分の所持する貴重な宝石の件につき彼に相談するかそれを彼女の船室にとりに行った時、問題の宝石は紛失していた。船中には彼らのほかにクレーン探偵、怪青年モーリス、国際盗賊イスキス、テスの二人組、クロジョー夫人の姪フェノなどが乗っていた。レニャードとクレーンはイスキス、テスの二人を怪しいと感じ二人の行動を注意する。この時、青年モーリスとフェノが互いに親しくなり始めた。イスキスのギャング一味がモーリスを襲撃せんとしているのを知ったレニャードは青年を救おうとして彼の船室に宝石を発見する。そしてまた彼が数年前別れた自分の仇であることを偶然知る。モーリスは父親レニャードと同様に巨盗になろうと心掛けているのだった。父は息子をいろいろと意見するが一向利き目がない。しかるに一旦還った宝石は翌朝またまた紛失していた。そしてこんどは夫人は船長を呼んだ。クレーン探偵が来合わせてレニャードに嫌疑がかけられた。その時、突如船室ノ窓から怪腕現れ問題の宝石を投げ込んだ。レニャードは息子の仕業と直観した。あくまで宝石に未練のあるモーリスは父親の邪魔が入らぬ内にとフェノと誘い再び宝石を携えて折柄郵便をとりに来た飛行機に乗じ上陸する。間もなく汽船も入港した。フェノとモーリスの行方不明を知ったレニャードとクレーンはイスキスの巣窟へ赴く。ここで宝石をめぐって活劇が演じられるが結局、悪人たちは退治され、フェノとモーリス無事なるを得、宝石も完全にクロジャー夫人の手へ帰った。

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