「一人二役」ダニー・ケイの天国と地獄 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
一人二役
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古い映画ですがダニー・ケイさんの心温まる名作「 五つの銅貨 (1959)」の大ファンなので鑑賞。
ダニー・ケイさんはウクライナのユダヤ系移民の子、幼い頃から歌とおしゃべりが好きで、通りで歌を歌ったりリゾートホテルでコメディを演じたりし劇団に入った彼は歌やダンス、パントマイム等、プロのパフォーマーとして必要なスキルを身につけました、1934年には、アジアへのツアーにも参加して、東京、大阪でも公演したそうです。1943年に、名プロデューサー、サミュエル・ゴールドウィンに認められ映画界へと進出、1954年には「ユニークな才能によるアカデミーおよび大衆、映画界への奉仕」により、アカデミー賞名誉賞を受賞。後年は、ユニセフの活動に力を入れ、恵まれない子供たちのために親善大使として世界各国を訪問しました。飛行士の資格を持っていた彼は、自らパイロットとしてユニセフの活動のために世界を飛び回り、わずか5日間で65の都市を訪問したこともあったそうです。1965年にユニセフがノーベル平和賞を受賞した時、賞を受け取る代表としてダニーが選ばれました。
そんな人としても立派なダニー・ケイさん。お得意の歌に踊りにコメデイだけでも十分なのに双子の兄弟を一人二役で演じ、殺人の目撃で口封じにギャングに殺された兄の幽霊迄登場するサスペンス・ホラー調までミックス。アメリカのファン層には大受けだったでしょうがショーのシーンは私にはちょっと退屈、笑いの感覚も違うので評価は微妙です。
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