真実の瞬間(とき)のレビュー・感想・評価
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Red Scare(赤狩り)と Red Purge(赤粛清)は違う
Red Scare(赤狩り)と
Red Purge(赤粛清)は違う。
そもそも、アメリカ人は(scare)スケアー、つまり(怖がる)と当てている。
さて、敗戦してアメリカの管理下に置かれ、翻弄する日本に於いてアメリカがやった事がレッドパージである。日本に政治的な権力等などまだ無いのにも関わらずである。その理由は仮想敵国への恐怖からである。従って、RED Scareが正しい。
しかし、朝鮮戦争が始まり、同じく仮想敵国のソ連のスパイが紛れ込んでいる可能性を鑑み、政治的な粛清をかける。それが赤狩りだと思う。しかし、やっている事はレッドパージと同じ。だから、Red Huntが正しい標記になると僕は思う。
この映画はフィクションで、ダニエル・F・ザナック以外実在の人物はいない。
さて、実名で登場したダニエル・F・ザナックはドイツ系の人物で、長年ユダヤ系ドイツ人移民の子孫と思われる事があるが、しかし、ユダヤ系ではない。アイルランドとドイツ系の移民の子孫である。また、映画の中でマーティン・スコセッシがまるで『赤狩り』にあったように、彼に演じさせるが、彼の生い立ちはwikiで調べてみるとこの映画の本質が分かるかもしれない。
なお、この映画の実際の演出家はユダヤ系である。
兎も角、フィクションである。
なお、アメリカ共産党は
1980年代まで大統領候補を立てている。現在でも存在するが、5000人位の党員はいるが、民主党を支持している。
ベースはハリウッド・テンの話であるが、個人として的を絞っていない。現在の映画界に対する忖度だと思う。
コミュニストを『赤』と揶揄しているが、『赤』は立派な差別用語である。
さて、愛のないAIは、このレビューを消すだろうか?
見ながらメモ
真実のとき
1947 日米活動委員会 10人逮捕 証人は共産党員の友達の名前を言うこと
1951.9 赤探し 共産党員探し
愛国心は無いのか? メンバーの名前を言え!
人気者「デビット・メレル 」フランスから帰国 2ヶ月ぶり 映画仲間 親友マリー
パーティーから ラリーは帰宅後 アメリカの有名小説 トムソーヤやライ麦畑などを燃やす 愛国心を失う
妻と子と再開
息子の学芸会に来て
20世紀フォックスに務めている人気監督 デビット
マリリン・モンローの紳士は金髪がお好きを指揮するダリル・ザナック監督
新作を任せたいがNYの取り締まり委員会の連中がゴタゴタ言っている。
新しい映画を撮りたければ、この男に会ってこい
弁護士「フリックス・グラフ」彼の言うことを聞け!
弁護士「フリックス・グラフ」に会う
オフィスでなく安ホテル 人目につかないように…
日米活動委員に召喚される
ザナックはデビットにかかった嫌疑を晴らしたい
状況説明する男「レイ・カリン」共産党の新派だという者がいる。
10年前に2、3度顔を出しただけ なのに釈明
誰がいたか?証人になって欲しい
この人たちを知ってますか?「スターリング・ヘイドン」「ハワード・デシルバ」「ライオ・ネルスタンダー」「エリザベス・カミングス」「ロバート・バクスター」
党員かどうかデビットに求める
ハリウッドは宣伝になるのでデビットに
子供の学芸会
妻に赤の容疑で召喚されることを伝える。
「悔い改めろ」と言われた。
明日、ザナックと話す
国家の保安や忠誠心の問題ではなく、政治家の権力保持と売名行為が目的
親友のマリーにも容疑者として捕まる前に弁護士を雇って 忠告を促す
ザナックのオフィスにて「分かってない」の一言
新作がボツ
5万ドル 前渡金返済してくれ 会社が差し押さえに来る
帰宅すると妻が探していた
ドロシーがスタジオで問題を起こした
ラリーとFBIが留守番マリア裁判所の書類を突き出し ドロシーを赤扱いし息子マシューを連れていった。泣きながら訴える
息子を連れ返して…
RKO映画撮影所 午前3時
監督仲間のジョーは召喚されてから逃げ続けている。ロンドンに永久に逃げる ジョーは赤。
後任をデビットに頼みたい。
友達を売りたくはないからね
妻ローズに相談
夫の先を案じて教職へ戻ることにした妻
親友マリー関係に歪み
ジョーからの仕事をしようよスタジオに入るも締め出し 仕事が無くなった 友人、知人に電話をするも全て断られる
NYへ行くデビット 家財差し押さえ
家族関係にも歪み 妻と喧嘩 息子父が死刑になることを心配
知人劇場を尋ねる
尾行されている 帰って!奴らに逆らうな!
撮影機材修理の仕事
職場にFBIが来てコソコソと嗅ぎ回るのにイラつく 仕事を辞める
NYを離れロサンゼルスへ戻る
朝、家族との時間
変わったデビット 見た目は自分あることに変わりはないのに…
ドロシーとディナー
息子がいなくなって変になってしまった。
現実と空想の区別がついていない
車に乗り、Rにギアを入れ崖になっている駐車場から転落死。 ドロシーの葬式
帰宅後、電話が鳴る
監督の依頼が来る。どんな映画かも分からない選り好みはできない
西部劇の映画 途中からの撮影 着いて早々周りの俳優をまとめあげる
すぐに後任の監督が来る 赤では無いのに
クリスマス
息子とプレゼントを探している。
FBIの尾行だとカン違い。かなり神経質になっている。
弁護士 フリックス・グラフ オフィス
全てを失った。謝ればいいだけだ!
謝るだけではない!赤だと認める事になる
召喚まで2、3週間
親友のマリーは宣誓書にサインした
昔NY女の子とロシアの救済集会に行った。
当時は同盟国、敵はナチス。困ってる同士を助けただけなのに偽証罪で訴えると言われた。
マリーはデビットを売る許可を来れ
名前を出さなければ行けない。
妻は涙を流す。熱い抱擁を交わすふたり
ザナックオフィス
監督を任せるから、面倒な問題を片付けてしまえ
映画監督に戻りたい。だけど、どうするべきか分からない
裁判所
沢山のメディアが野次馬のように集まる
共産党員では無い。合法的な集会に参加した。
誰の家で集会した?友を売ることになる。
名前を言いたくない
原爆廃止の集会
フランスから帰国の歓迎パーティを赤の集会だと言われる。
妻も赤だという 非国民
ドロシーの話も持ち出し、アル中でおかしな人間だと言う
親友は友を売ることをしなかった。
赤の汚名を着せられたまま、多くの才能ある映画人たちがハリウッドから追放された。
委員会の反抗は実刑を意味し、生活と仕事を奪われたのである。
彼らの苦難はその後20年間続き、信念の為に全てを失った彼らが社会に復帰できたのは1970年になってからであった。
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