最後の酋長
劇場公開日:1960年9月16日
解説
セミノール族インディアンと白人の抗争を描く西部劇。チャールズ・K・ペック・ジュニアの脚本を、「レッグス・ダイヤモンド」のバッド・ボーティカーが監督した。撮影と音楽は「黒い肖像」のラッセル・メティとジョセフ・ガーシェンソンがそれぞれ担当。出演は、「夜を楽しく」のロック・ハドソン、「黒い肖像」のアンソニー・クインのほか、バーバラ・ヘイル、リチャード・カールソンら。製作ハワード・クリスティ。
1953年製作/87分/アメリカ
原題または英題:Seminole
配給:ユニバーサル
劇場公開日:1960年9月16日
ストーリー
1835年、士官学校を卒業したコールウェル少尉(ロック・ハドソン)はフロリダのキング砦勤務を命じられた。彼はこの近くの出身で、セミノール族インディアンに詳しかった。合衆国政府は南部のインディアンを西部保護地に移す計画を立てた。が、セミノール族の酋長オシオラ(アンソニー・クイン)は頑強に反対し、砦の守備隊長ディーガン少佐(リチャード・カールソン)を困らせた。コールドウェル自ら説得役を買って出た。彼は交易所で幼馴染みのレビーア(バーバラ・ヘイル)と再会した。単身カヌーに乗ってコールドウェルは奥地のオシオラに会った。オシオラは昔の親友パウエルだった。2人は問題を平和に解決しようと誓った。頑迷な少佐は討伐隊を率いて集落に向かった。が、逆襲を受けコールドウェルはオシオラに捕まり、少佐はやっとのことで砦に逃げ帰った。少佐はレビーアを使者にオシオラに和睦を申し込んだ。彼はコールドウェルを伴って砦にやって来た。少佐はすきをみてオシオラを土牢に閉じこめ、コールドウェルを営倉に入れた。その夜、一族の青年ケジャックはオシオラが白人と妥協したと誤解し、暴風雨をついて砦に忍び込んだ。オシオラを刺そうとしたが、コールドウェルが止めた。ケジャックは逃げ、オシオラは牢内で溺死した。砦の軍法会議でコールドウェルは反逆罪に問われた。銃殺刑執行の直前レビーアとケジャックの一隊が急襲した。真相が明らかになり、コールドウェルは無罪、デーガンは逮捕された。ケジャックは平和を約し、コールドウェルトレビーアは結ばれた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- バッド・ベティカー
- 脚本
- チャールズ・K・ペック・Jr.
- 原作
- チャールズ・K・ペック・Jr.
- 製作
- ハワード・クリスティ
- 撮影
- ラッセル・メッティ
- 美術
- アレクサンダー・ゴリッツェン
- エメリッヒ・ニコルソン
- セット
- Russell A. Gausman
- Joseph Kish
- 音楽監督
- ジョセフ・ガーシェンソン
- 録音
- レスリー・I・カレー
- Glenn E. Anderson
- 編集
- ヴァージル・ヴォーゲル
- テクニカラー・カラー・コンサルタント
- ウィリアム・フリッチェ