「ロバート・イングランド」エルム街の悪夢(1984) kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ロバート・イングランド
最初に登場するのはティナ・グレイ(アマンダ・ワイス)。夢でうなされたことをナンシー(ランゲンカンプ)に相談すると、彼女も同じ男が夢に出てきたという。ロッドが泊まりにきたとき、彼女はまたもや襲われる、しかもベッドの上でのたうち回り、血まみれとなって息絶えたのだ。
ロッドが容疑者として疑われる。ナンシーもティナの家に泊まったことから母親(ブレイクリー)とともに事情聴取に呼ばれる。都合のいいことに彼女の父は警部補(サクソン)。ボーイフレンドのグレンは若きジョニー・デップだ!
ナンシーは授業中居眠りをしてしまうが、ティナの遺体が彼女を呼ぶ・・・そしてフレディ(ロバート・イングランド)に襲われるのだが、自らやけどを負わせて夢から覚めるが、腕にはやけどの痕が残る。入浴シーンも色っぽい。そこでもフレディに襲われるが目を覚ませて危機を回避する。
グレンがナンシーの部屋に忍び込んで、彼女は「夢にうなされてたら起こして」と頼むが、二人とも眠りこけてた。夢の中で襲われていたロッドが心配になり警察署を訪れる二人。しかし、ロッドは首を絞められて死んでいたのだ。葬儀後、両親に相談すると、ナンシーは睡眠障害研究所で検査される。悪夢を見たナンシーの腕には傷が残り、髪の一部は白くなり、フレディの帽子をひったくっていたのだ。
ナンシーは母親から過去のフレディ・クルーガーの話を聞いた。近所の子供たち20人を殺害したフレディを皆でボイラー室にガソリンをまいて焼き殺したという話だ。ナンシーの部屋には鉄格子が取りつけられ、グレンに護衛を頼むことも困難に。家が向かい同士なので、なんとか連絡を取ろうと試みるも、フレディからの電話やら、怖いことの連続。そして眠りこけていたグレンがベッドの中に引きずり込まれて殺されてしまったのだ。大量の血が逆さまに天井へと流れ落ちる凄まじいシーン。
仲間が3人とも死んでしまったため、こうなったら夢の中でフレディと対決するしかないと決心したナンシー。向かいで捜査が続く中、フレディに火を放ち勝ったと思ったナンシー。しかし、これは全て夢だと信じ・・・
最後はちょっとわからないくらい。仲間3人が生きていて、車の中に閉じ込められる。そして母親がフレディに捕まるというエンディング。もしかするとこっちが夢かと思える。全体的に、これは夢か現実か?と思わせるスリリングな展開と、中だるみすることなく映画の中に引きずり込んでくれる作品だと思った。