恋の舞台姿

解説

パリ劇壇で作者としても俳優としても名声あるサッシャ・ギトリー氏作の舞台劇に基づきドロシー・ファーナム女史が脚色し、「ボー・ブラムメル」「恋の逢瀬」等と同じくハリー・ボーモン氏が監督したものである。主役は「父を呼ぶ声」「結婚哲学」等と同じくモント・ブルー氏とマリー・プレヴォー嬢でウィラード・ルイス氏、カールトン・ミラー氏、ウィニフレド・ブライスン嬢、ブランドン・ハースト氏等が助演している。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:Lover of Camille

ストーリー

ジャン・ガスパール・デビューローはパリ中の女の渇仰を受くる人気俳優だったが、彼は唯芸術と息子のシャルルを愛するのみだったけれども或夜舞台を済ました後彼は美しい婦人の訪問を受けた。その夜から彼には新しい生活が始まった。彼は彼女を椿姫と名付けた。かくて彼が椿姫と呼ぶマリー・デュプレッシは彼の生活そのものとなった。彼は総てを彼女に捧げた。けれども女は男が貧しいと知るや彼の許を去って富裕なアルマン・デュヴァルの許に赴いた。心を破られた彼は舞台も休んだ。病勝ちの身となった。やがてマリーはアルマンの愛はうわべ許りと悟って彼の許に帰り舞台を勤めるように勧めた。急病に罹ったマリーはアルマンを呼んだ。デビューローは彼女が真実アルマンを愛していることを知った。マリーは死んだ。しかしデビューローには舞台があった。悲しみを包んで舞台に立った彼は演技を続け得なかった。悲しみは余りに大きかったのだ。彼は観客の叱咤と嘲笑を買ったばかりであった。彼の名誉は堕ちた。彼は総てを失ってしまったのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く