滑稽ホリウッド

解説

モンタギュー・グラス氏とジュールス・エッカート・グッドマン氏原作になる舞台劇「娯楽の前に商売励め」“Business Before Pleasure”に基づきフランセス・マリオン女史が脚色したもので「襤褄を飾って」「小公子」等と同じくアルフレッド・E・グリーン氏の監督したもの。主役は「シーバの女王」主演のベティー・ブライス嬢で、舞台で人気のあったジョージ・シドニー氏がポターシュに扮して御目見得し、この映画の前編たる「ポターシュとパールムッター」に出演したアレクサンダー・カー氏が同じくパールムッターに扮している。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:In Hollywood With Potash and Perlmutter

ストーリー

エイブ・ポターシュとモウラス・パールムッターとは共同経営の衣装店を止めて活動写真の製作を開始した。しかし彼らの第一回作品「必然の殺人」は完全な失敗であった。落胆している彼らの許へブランチャードという銀行家が来て、彼らがもし妖婦劇を作るならば資本を出してやろうと申し出た。彼らはブランチャードの紹介した女優リタを主役として「罪あるダラー」の製作を始めた。ある日エイブはブランチャードと争い、彼を殺したと誤解しロケーションに行くリタを連れて逃げたが、途中怪我してリタに助けられる。エイブの妻ロージーはブランチャードに唆され、夫とリタの仲を疑って二人の跡を追って来る。リサは巧みにエイブの危地を救い、火中から彼を助け出した。ブランチャードは銀行の金を勝手に投資した事を発見され投獄される。リタは監督ペムバートンと恋に陥ち財政的窮地に陥ったエイブとモウラスを助けて映画を完成させ、それが大成功を博したので、一同は初めて喜びの色を浮かべた。が付いてアレックはヘーゼルに結婚を申し込む。

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