「それぞれの正義が1つになった時」L.A.コンフィデンシャル takuさんの映画レビュー(感想・評価)
それぞれの正義が1つになった時
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主人公3人それぞれの際立った性格とそこから生まれる正義が見事に絡み合い、事件解決に向かっていく様が緻密に描かれていて物語に深みをもたらしていた。
犯人自体はなんとなく序盤で分かるのだが、犯人にたどり着くまでの過程が3人それぞれの正義の視点から描かれていてそこが非常に見応えがあった。
物語の最後、主人公は犯人を逃さないために自分の刑事としてのあり方を変える。苦しくもそれは犯人が主人公に刑事になるにあたって求めていたものであった。しかし、そうしなければ自分の掲げる真の正義そのものが危ぶまれると思ったのであろう。そして、彼は自分の掲げる真の正義を実現するため出世を目指す。
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