グランド・レース
劇場公開日:1969年4月15日
解説
モーリス・J・ヒルの脚本をTV出身のジョセフ・ケインが監督した。撮影はアラン・ステンスボルド、音楽はジョン・ケーパー・ジュニアが担当。出演は、「うっかり博士の大発明 フラバァ」のトミー・カーク、「秘めたる情事」のレイ・ストリックリン、「ハレム万才」のブレンダ・ベネット、ほかにH・M・ワイナント、フェイス・ドマーグなど。製作はE・スタンリー・ウィリアムソン。
1968年製作/アメリカ
原題または英題:Track of Thunder
配給:ユナイト
劇場公開日:1969年4月15日
ストーリー
ストック・カー・レース場を買い取った賭博シンジケートのボス、ピグローは、近く開かれる500マイルレースでボロ儲けをたくらみ、愛人の女性記者を使い、レーサーのボブ(トミー・カーク)と、ゲーリー(レイ・ストリックリン)を宣伝に利用した。2人は親友で、ともにシェリー(ブレンダ・ベネット)を愛していた。そこを巧みに利用した記事は、 世間の注目をあびた。ところが、その記事にアオられてボブとゲーリーは次第に対抗意識をもち始めた。2人に人気が集まってきたのをみたビグローは配下のカーステアスを使いボブの車を燃やした。そして親切ごかしに自分の車を使うよう勧めた。ボブの親友のボーサーは、その車に、何か仕かけがなされていることを知っていたが、カーステアスから口どめ、脅迫されていた。がボーサーは、それをだまっていることはできなかった。幸いボブにはスポンサーがつき車が提供されたが、ボーサーは窮地に立ってしまい、自分がその車に乗ると申し出た。レースは異常な興奮の中でスタートを切った。ボブ、ゲーリー、ボーサーのトップ争いが続いた、が、突然ボーサーの車が火を吹き、柵に激突した。勝利はボブの頭上に輝いた。だが、彼はむなしかった。損な彼にシェリーは婚約を承諾した。ゲーリーも心から喜んでくれた。これを機にボブは亡父の残してくれた牧場をやろうと決心し、ゲーリーは、さらに大きなレースを目標に進む決心をしていた。そんな彼らに、思いがけないニュースが入った。互いにつれ合いに先だたれたボブの母とゲーリーの父が結婚するというのである。ボブとゲーリーは肩を抱き合った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョセフ・ケイン
- 脚本
- モーリス・J・ヒル
- 製作
- E・スタンリー・ウィリアムソン
- 撮影
- アラン・ステンスボルド
- 音楽
- ジョン・ケーパー・Jr.