クレオパトラ(1963)のレビュー・感想・評価
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野心と策略と愛情の狭間で
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やや史実そっちのけな感じですが、美術の気合いは半端ないです。
特にCleopatraのローマ訪問時と最後の海戦シーンは凄いですね。玉座担ぎながら階段コケたら大変よ、気をつけて…と思いながら観てました。
映画の大半、数々の装飾品と衣装に身を包んだElizabeth Taylorの美貌に眼を奪われてしまい、肝心の内容は…、古典舞台みたいな仰々しい台詞をとりあえず聴いているだけのような感覚でした。
美しい半裸と谷間が眩しかったです…。
取り巻きの女性陣も天女のようでした。
現実に恋に落ちてしまった二人によって演じられるCleopatraとAntony。
軍も戦局も故郷も、全てを捨てて愛する女を夢中で追いかけてしまったAntony!お酒と美女に溺れてしまう男として描かれていました。
支配欲と征服欲。
愛に自分達を支配させた2人の最期は幸せだったでしょうか。
実はそんなに美人じゃなかったと言われているCleopatraですが、お色気だけでなく、女王としての威厳と立ち振る舞い、知性、そして何より男性がひれ伏すほどの野心が魅力的だったのだろうというのは伝わりました。
秘密を口外されないし、裸は見られない。
発話障害者と視覚障害者が重用されていて新鮮でした。
エジプトの高官にMr. Spockみたいな人達がいました。
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