カリアンテ
解説
「ワンダー・バー」「空中レヴュー時代」のドロレス・デル・リオ、「支那ランプの石油」「頑張れキャグニー」のパット・オブライエンを始め、「歌の翼」のレオ・カリーロ、「小さい親分」のグレンダ・ファレルが共演する映画で、「第7号国際列車」のラルフ・ブロックと「運ちゃん武勇伝」のウォーレン・ダフが共同で書き卸し、ジェリー・ウォルドとジュリアス・エプスタインが協力して脚色し、「シスコ・キッド(1935)」「頑張れキャグニー」のロイド・ベーコンが監督し、「Gメン」のソル・ポリートと「お姫様大行進」のジョージ・バーンズが撮影した。助演は「泥酔夢」のフィル・リーガン、「ゴールド・ディガース36年」のウィニフレッド・ショウ、「運ちゃん武勇伝」のドロシー・デーア等で、デマーコ・ダンス・チーム、カノヴァ4重奏団も出演している。
1935年製作/アメリカ
原題または英題:In Caliente
ストーリー
雑誌記者ラリイは社長ハロルドに伴われて墨西可のカリアンテへ赴く。そこで彼はリタという美しい娘に惚れるが、リタこそはラリイが甞て酷評したダンサーのエスパニータである。彼女は復讐された復讐をせんと彼に近付いたが、いつかリタもラリイを恋してしまう。その後ラリイはリタが踊るところを見て、彼女がエスパニータであることを知り、甞て酷評したときは酔っぱらっていたのだと弁解して、彼女の憤りも納まった。ところが、紐育でラリイが恋していたブロンドのフラッパーのクララが、彼を追ってカリアンテに現れ、いきなりラリイに飛びついて、接吻したのでリタは腹を立ててその場を飛び出し、自動車で逃げる。ラリイは辛くも自動車に追いすがり、やっとの事で乗車する。ラリイが逃げたと思ったクララは憤慨していると、ハロルドに出会ったので彼を無理やりタクシーに引っ張り込んでラリイの自動車の後を追う。双方の自動車はメキシコ国境でストップを食うが、その時には、クララはハロルドが金持ちであることを知ったので、あっさるラリイを思い切ってハロルドに鞍替えする。和解したリタとラリイも治安判事の許へ駆け付ける。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロイド・ベーコン
- 脚本
- ラルフ・ブロック
- ウォーレン・ダフ
- 脚色
- ジェリー・ウォルド
- ジュリアス・エプスタイン
- 原作
- ラルフ・ブロック
- ウォーレン・ダフ
- 撮影
- ソル・ポリト
- ジョージ・バーンズ
- 振り付け
- バスビー・バークレイ