からくり女王

解説

「作家と御婦人」のパッシー・ケリー、「迷優ナポレオン」のジャック・ヘイリー、「宝の山」のロジナ・ローレンス、「オーケストラの少女」のミッシャ・オーアおよび「カレッジ・リズム」のリダ・ロバーティが主演する映画で、スタン・ローレル、オリビア・ハーディのチームもとくに出演する。脚本はリチャード・フローノイ、アーサー・バーノン・ジョーンズ、トーマス・J・デューガンが協力して書き下ろし、「死の本塁打」のエドワード・セジウィックが監督に当たり、「天国漫歩」のノーバート・ブロディンが撮影した。

1937年製作/アメリカ
原題または英題:Pick a Star

ストーリー

アメリカのある町で女優募集の美人投票が行われ、エキセル映画会社の代表と称するストーンとこの町のジョウ・ジェンキンスが立ち合いの結果、ジョウの恋人セシリアが選ばれることになったが懸賞金2000ドルを受け取る段になって、その金はストーンに詐取されたことが分かった。落胆するセシリアを見てジョウはじっとしておられず、彼女を映画女優にするため早速ハリウッドへ赴いたが無論相手にされない。一文無しの彼はスターの集まるナイトクラブの給仕となり、スター連と知己になったから彼女の映画入りも近いうちに実現するとセシリアに報告した。その頃セシリアのいる町にハリウッド行きの旅客機が不時着し、それには映画スターのロペスとマッグレゴア夫妻が乗っていたが、夫妻は飛行機を恐れて切符をセシリアにくれたので、彼女は姉のネリーと一緒にハリウッドへ来た。着いた翌晩ロペスは姉妹を連れてナイトクラブへ現れた。そこでセシリアはジョウが給仕をしているのを見て憤然として外へ出た。ロペスが姉妹をスタジオ参観に連れて行く途中、後を追ったジョウはエキセル映画会社の社長クロウハイマーの自動車と衝突し、社長は後難を恐れてジョウの要求通り運転手に雇った。ロペスはセシリアを自宅に招待し、彼女に求愛したがもちろんそれは真面目な気持ちではなかったので、今までの彼の親切が卑劣な奸策であったことを知ったセシリアは泣き崩れた。彼女の安否を心配したジョウはネリーと共にロペスの家に乗り込んで彼を責めたので、ロペスは自分の非を悟って彼女を映画女優に推薦しテストすることになった。セシリアがいよいよスタジオでテストを受けるときになって、物おじして危うく将来を棒に振らんとしたが、ジョウの援助が見事に功を奏して彼女は大成功を収め、ジョウと相抱いて喜ぶのであった。

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