咬み殺すまで

解説

ジェームズ・オリヴァー・カーウッド氏作の物語に基づいてジェイ・ピルチャー氏が脚色し「深夜の警鐘」「キャプテン・ブラッド」等と同じくデイヴィッド・スミス氏が監督したもので、犬優ウルフ号が「歓楽の不夜城」等出演のアニタ・スチュアート嬢と共に主演し、ドナルド・キース氏、ジャック・カーティス氏等が助演している。

1925年製作/アメリカ
原題または英題:Banee,Son of Kazan

ストーリー

バリーはカザンを父とし白狼を母として生まれた猛犬でネピーズという北国の娘に養われていた。探検家ジム・カーヴェルが誤って断崖から墜落し足をくじいたときネピーズは父ピエールと共に彼を救った。親切な介抱を受けたジムの感謝の念はやがてネピーズを恋する心と変わった。ジムは思いを残して更に北に向かった。毛皮取り引き所の仲買人マクターガットはネピーズに恋慕しピエールに娘を呉れろと強談判をして断られると腕づくでも女房にするとピエールに食ってかかり遂にピエールを殺しバリーを射ち傷つけた。身を以って逃れたネピーズはインディアンの女に助けられた。戻ってきたジムは罠に陥って苦しんでいるバリーを救いネピーズの許に案内された。折しもネピーズを辱めんとしていたマクターガットはバリーに咬み殺された。

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