金持の親類

解説

エドワード・E・キッダーの舞台劇に題材を採り、バーナード・マッコンヴィルが脚色し、「ジュビロー」「俺あジムさ」などと同じくクラレンス・G・バッジャーの監督でウィル・ロジャースの主演によって作られたもの。シルヴィア・ブリーマーとモリー・マローンとが相手役である。

1922年製作/アメリカ
原題または英題:A Poor Relation

ストーリー

ノアー・ヴェールは、みすぼらしい、しかし愛すべき老発明家であった。彼は2人の孤児を助け上げて、一緒に貧民窟の屋根裏に住んで発明の完成に努力していたが、3人は親切なスカロップという娘が食物を運んで来てくれない時は、時にはひもじい思いをしなければならないほどの貧乏な暮らしをしていた。ヴェールは遠縁にあたる金持のフェイに自分の発明を売ることを頼んだ。フェイの娘は彼の仕事に興味を感じるようになる。フェイの共同経営者スターレットはヴェールの発明を価値あるものと思ってその模型を盗んだがそれは実は価値のないものであると知って落胆する。フェイの秘書ジョニー・スミスは主人の娘に求婚したのでくびになったので、職を求めるうちヴェールを訪ねて彼の超然たる人生観に感心し、これをある新聞社へ紹介して2人とも職に有りつくことができた。ヴェールは発明の天才のないことを自覚して新聞のために記事を書き、スミスは恋人と結婚して一同めでたい生涯に入る。

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