売られ行く魂

解説

「女房改造」「懐かしの我家」等の原作及び脚色をしたルパート・ヒューズが、自ら原作、脚色及び監督をした映画で、映画界の裏面生活を描いた興味深いもの。主役は新進のエリナー・ボードマン「クリスチャン」出演のリチャード・ディックス、ユ社のスターであったフランク・メイオ、及び「風雲のゼンダ城」出演のルー・コディの4人で、その他「心なき女性」のバーバラ・ラ・マーや、「クリスチャン」のメイ・ブッシュ等人気俳優の素晴らしい役割であって、劇中スナップ・ショットでチャールズ・チャップリン、マーシャル・ニーラン、フレッド・ニプロ、フォン・シトローハイム等の監督振りや、有名なスターなどが見られるのが面白い。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:Souls for Sale

ストーリー

田舎町の牧師の娘リメンバーはオーエン・スカダーと結婚したが、西部へ向う新婚旅行の列車中で、卑しい夫の態度に恐れて砂漠中で汽車を飛び降りて逃れた。疲れ切った彼女はちょうどこの砂漠へ撮影にきていたある活動写真会社の一行に救われ、エキストラとして使ってもらった。その後彼女はハリウッドへ来て撮影場を回り仕事口を求めたが、遂に仕事口は見つからなかった。砂漠で彼女を助けた撮影監督のフランク・クレイモアーは彼女を喜劇に使おうとして試験したが、それは失敗であった。しかし彼女は悲劇女優として成功し、スターが病気の時その代わりを勤めてスターに昇進した。サーカスの場面を写す時、彼女の夫なる悪人のスカダーが帰って来て、クレイモアーを殺そうとしたが帰って彼自ら殺され、リメンバーは監督クレイモアーの妻として幸福な生涯に入る。

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