暗黒街の特使

劇場公開日:

解説

禁酒法時代、密造ウィスキーをめぐって展開されるギャング映画。製作はマーティン・ランソホフ、監督は「ホテル」のリチャード・クワイン。エルモア・レナードの同名小説を作者自身が脚色。撮影は「キャメロット」のリチャード・H・クライン、音楽は「おかしな二人」のニール・ヘフティ、美術はジョージ・W・デイヴィスとエドワード・C・カーファグノ、衣装はジェームズ・テイラーとエルバ・マーティーン、編集はアラン・ジェイコブスがそれぞれ担当。出演は「北極の基地・潜航大作戦」のパトリック・マクグーハン、「ガンファイターの最後」のリチャード・ウィドマーク、アラン・アルダ、歌手のリー・ヘイズルウッドとジョー・ウィリアムズ、「華麗なる週末」のウィル・ギア、「マンハッタン無宿」のメロディ・ジョンソン、新人のスーザン・ゼナー、リチャード・ピーボディなど。メトロカラー・パナビジョン。1970年作品。

1970年製作/アメリカ
原題または英題:The Moonshine War
配給:MGM
劇場公開日:1970年12月5日

ストーリー

徴税人のフランク(パトリック・マクグーハン)は、大統領が禁酒法をやめると約束した今、サン(アラン・アルダ)の密造ウィスキーの分け前にあずかろうと、ケンタッキーの山地へやって来た。愛人リザン(メロディ・ジョンソン)のホテルから電話で、歯医者で酒密造人のトールビー(リチャード・ウィドマーク)、トールビーの愛人ミリー(スーザン・ゼナー)、ガンマンのデュアル(リー・ヘイズルウッド)を呼びよせ、サンを訪問。彼の雇人のアーロン(ジョー・ウィリアムズ)らに酒の隠し場所を聞き出そうとしたが、サンにショット・ガンで追いかえされてしまう。そこでトールビーは土地の男キャスウェル(リチャード・ピーボディ)を抱き込み、その上、ギャングの一団を呼びよせ密造所を次々と襲う。その後、トールビーは口をふさぐため、キャスウェルとその場にいた保安官たちを殺す。いまや殺人まで犯したトールビー一派からフランクは手を引き、リザンの懇願で、サンの応援をすることになった。その彼に、退屈していたミリーも同行。ギャング一味はサンの家を取り巻いていたが、フランクとミリーは危うく家に駆け込み、サンやアーロンと合流することが出来た。やがてトールビーが集落の住人を人質にしたので、フランクもミリーを人質に仕立てたところ、デュアルは情容赦なく彼女を射殺。ここに至って、サンはフランクに納屋の地下にあるウィスキーの分配を約束し、トールビーに、ウィスキーは墓地に埋めてあると告げる。彼らはさっそく墓地を掘り起こし、ウィスキー樽の見える大きな穴の中に入っていこうとした。その時、サンの合図でフランクが電気のスイッチを引っ張ると、墓地は大爆発を起こし、トールビーをはじめギャング一味はことごとく吹き飛んだ。(MGM配給*1時間40分)

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く