天晴れ競馬で一掴み
解説
「米国撃滅艦隊」「怒号する天地(1932)」のアルバート・S・ロージェルが監督した映画で、「米国撃滅艦隊」の脚色者リュウ・リプトンが書き下ろした台本に、現在は監督となっているラルフ・マーフィーが台詞をつけた。主役は「ビッグ・マネー」「絶対の秘密」のエディ・クィランが勤め、「拳骨大売出し」「懐かしの谷」のマリオン・ニクスン、「米国撃滅艦隊」「歓呼の涯」のジェームズ・グリースンのほか、ルー・コディ、ポール・ハースト、ジョージ・桑が助演している。カメラは「ペインテッド・デザート」のエドワード・スナイダーがクランクした。
1931年製作/アメリカ
原題または英題:Sweepstakes
ストーリー
名騎手バッド・ドイルは6連発銃という馬に乗ると必ず勝つので有名だった。彼はスリーピイという訓練師に目をかけられていたがナイトクラブの唄い姫ベイブと恋に落ち、夜ふかし厳禁の掟を破って彼女と逢っていた。そして婚約する仲となったが、6連発銃の持ち主の不興を買って首になってしまい、競馬ゴロのウェバーに雇われた。競馬の当日彼は自分の馬が勝つ機会があるのに、6連発銃が興奮する呪文を唱えて6連発銃を勝たせたので、競馬協会から不正騎手の黒表に載せられた。全米の競馬場で罵倒された末流れ流れてメキシコのある競馬場近くの料理店の給仕となっていた。そこへスリービイが彼を探しに来、売りに出ていた6連発銃を仲間で金を出し合って買い、黒表の時効もきれているからとバッドに騎手になってくれと頼んだ。バッドは騎手商売は止めだと承知しなかったがベイブがきて、彼を愛していること彼女も出資者仲間であることを告げたので、奮起して彼は6連発銃に乗り、見事に1着を占めて一攫千金、ベイブと結婚したのである。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アルバート・S・ロジェル
- 脚本
- ルー・リプトン
- 原作
- ルー・リプトン
- 台詞
- ラルフ・マーフィ
- 製作
- ハリー・ジョー・ブラウン
- チャールズ・R・ロジャース
- 撮影
- エドワード・スナイダー
- 美術
- キャロル・クラーク
- 編集
- ジョセフ・ケイン