「塩谷瞬の背中が大きく見えた映画」ばななとグローブとジンベエザメ 白いるかさんの映画レビュー(感想・評価)
塩谷瞬の背中が大きく見えた映画
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低予算であるからこそ出来た家族の絆をテーマにした映画。
家族にしてみれば父親の自由奔放さに振り回されるわけだが、実際のそういう行動をとることになった背景はわからない。
家族の長男(塩谷瞬)も結婚し、相手の妊娠もわかることで父親の気持ちが何かわかるのかもしれない。
ラストの水族館で観た父親と小さい頃の自分の画の後、塩谷瞬の背中のシーンがあるのだが、その背中は父親の「大きな背中」に見えた。
いろいろなものをこれから背負っていくであろう、大きな背中。
結婚式のシーンも祖母の葬式のシーンも割愛されている(予算が無かった?)為、そのときの家族の心境も自分なりに色々推測してみるのも面白いと思う。
東京では3月に閉館するシネパトスで上映している事も何かこの映画の魅力なのかもと思った。
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