劇場公開日 2012年10月13日

「我妻三輪子さん御結婚おめでとうございます」恋に至る病 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0我妻三輪子さん御結婚おめでとうございます

2023年12月24日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

2012年公開作品
今から11年前だから主演の我妻三輪子は21歳
我妻三輪子といえば『ヒロイン失格』で桐谷美玲演じるヒロインの恋敵役としての印象が1番強い
佐津川愛美も若いし今とだいぶ雰囲気が違う

監督と脚本は木村承子
彼女の長編デビュー作
その後全くの行方知れず
亡くなったのか他にやりたいことが見つかったのかわからない
いずれにせよ映画好きとしては残念
次回作に期待したいところだが
『強殖装甲ガイバー』の続きを求めるようなものか

ツブラとマドカの性器が入れ替わる話
マドカはツブラを空き家になっている実家に連れて二人暮らしを始めた
その一方でツブラのクラスメートのエンとマルは付き合い始めるがエンはマルと別れツブラの実家にやって来た
遅れてマルもツブラの実家にやって来る

設定も素っ頓狂だがヒロインはもっと素っ頓狂
映画のヒロインというより下北沢でやっているような演劇のヒロインみたい
身体が腐らないように防腐剤を食べるエピも?

マドカはツブラを「お前」と呼ぶ
エンはツブラを「ツブラ」と呼ぶ
マルはツブラを「シンドー」と呼ぶ
おそらくツブラの苗字は進藤か新藤か新堂に違いない

時折BGMや効果音がテレビゲーム的な音なのは疑問というか少々不快

ただ116分という尺にも関わらず主な出演者がたった4人で勝負したのは好感が持てる
高校生の親たちや高校側の対応に疑問は残るがそこをバッサリとカットするのは邦画ならでは
ファンタジーの一言では片付けられない
エロティック・コメディー?
だがしかし我妻三輪子や佐津川愛美のヌード無し
でもそれで良い

マル「もうわけわかんねーよ」
それには大いに同意する

おそらくビビさんなら星0.5だろう

ちなみに斜線堂有紀の小説『恋に至る病』とは全くの無関係だと思う
たぶん

配役
教師に恋する高校生のツブラに我妻三輪子
高校で生物の教師をしているマドカに斉藤陽一郎
ツブラのクラスメートのエンに佐津川愛美
ツブラのクラスメートのマルに染谷翔太

野川新栄